香ばしい曖昧

成瀬郁の備忘録

20220301 2年後シャボンディ諸島で

 

眠れなくて久しぶりに夜更かししている。

日記は結局見事に3日坊主になってしまったけど、まあそれもいい。夜更かし日記ってことにする。

 

女の子の日だからか、ワインをがぶ飲みしたからか、昔の男を想って泣くなどしている。

 

宇多田ヒカルの『Forevermore』を永遠にリピートしてる。好き。あなたの代わりなんていやしないんよな。ああ、もうどうしようもないな。たぶん明日になったらケロッと忘れていつもの日常に戻るんだろう。でも別れてから半年経ったとは思えないくらいに胸の深いところが痛い。わたしまだこんなにあいつのこと想って泣けるのか。ウケる、めっちゃ好きじゃん。って思うんだけど、あいつのどこがそんなにいいんだよってひとりでツッコミをいれる。

 

忘れられないうちは、無理に忘れなくていいのかもしれない。別れてからまだ一度も思い出したことはない。だって一度も忘れてないから。

 

わたしの恋愛周期は4年なんだけど、逆にいうと4年でひとつの恋心が消えてしまうということ。だからたぶん、あいつのことを好きでいられるのもまああと1年半くらいかな。そう思うと、相手に何も求めず、ただただ好きだなって気持ちをたまに胸いっぱいに感じたっていいよね。

 

わたしはついつい「こんなに好きなのに」って思ってしまうんだけど、それって好きの対価に見返りを求めてるんだよね。相手から頼まれたわけでもなく、自分が勝手に好きなだけなのになんて傲慢なんだろう。恋心って相当厄介だ。好きって気持ちはもちろん嘘じゃない。でも恋は求めることで、それは欲望だし、なんなら憎しみと表裏一体だと思う。

付き合っているあいだ、彼を愛したい、自分のエゴを切り離したいってずっと試行錯誤したけど無理だった。エゴとエゴとのシーソーゲームってお互いが傷つくだけじゃん駄目だよって、理性が言ってるんだけど、わたしの恋心の中に傷つけたいを見つけてしまってどうしていいかわからなくなった。彼が泣いてるとめちゃくちゃ興奮した。あ、これはただの性癖か。

 

 

それでも。いつからか「わたしはこんなに好きなのに」が顔を出す度に思考を切り替えることができるようになった。

 

「じゃあその"好き"でわたしは何ができるんだ」

 

そんなに泣くほど好きなんだったらまだやれることがあるだろって。なんか突然スポ根漫画みたいなノリになったけど、これが正しいのかどうかもわかんないけど、その"好き"をエネルギー源にまだできることがある。

くっそーマジで見てろよ。わたしの好きを舐めんなよ。めちゃんこ好きにさせてやんよ。それであなたのすべてを受け入れて肯定したい。あなたの代わりはどこにもいないんだって痛いほどわからせたい。

 

これは余談だけど、恋愛って恋してる側のほうが楽しいと思わない?人ってわりと何かに夢中になって現実を忘れたかったりするよね。

だから、前回こちらが散々楽しませてもらった分をお返ししたいな。

 

2年後シャボンディ諸島で会うのが楽しみだな。これからいっぱい修行しないといけないな。

 

おやすみ。

 

https://youtu.be/x4WFZv4hJs4